Vol.8
山の恵みたっぷり!
~猟期の打ち上げ~
ありです。
猟期が終わった後も、北海道の狩りガールに会いに行ってエゾシカ料理を食べさせてもらったり、イノシシでベーコンを作ったり、日々の暮らしも少しずつ狩りガールらしくなってきたかな……。
そんな中、チームのみんなで恒例の猟期の打ち上げがありました。
今回は、山の恵みたっぷりの会の様子を報告します。
2週間ぶりの猟師小屋に着くと、なんだかいい香りが……あ、ヤマメ!!
ヤマメ漁の解禁は、猟期の終了直後の3月。チームの親方は釣りも大好きで、前日に釣ってきてくれました。
そういえば猟期中も、お弁当を食べながらよく釣りの話をしていたなあ。
お肉もいいけど、こっちの山の恵みも大好き! 頭から丸ごといただきます!!
「今期の猟期も安全に終了して、今年もこの会を開くことができたことに感謝します」
と親方からご挨拶をいただいた後、乾杯です!
テーブルいっぱいに、みんなで持ち寄った料理が並びます。今日はとっても豪華でマグロやイカの刺し盛りまである!
私はエゾシカのロースト入りのサラダと、マカロニサラダを作ってきました。
マカロニサラダには、自家製のイノシシのベーコンを入れてみました。みんな気付いてくれたかな。
「ありちゃん、飲む?」ともう一人の釣り好きの先輩が勧めてくれたのは、イワナの骨酒!!
……というか、身まで丸ごと入ってます。
イワナのいい出汁がおいしくて、身体が一気にポカポカになっていい気分です。
先輩たちは、猟期以外も山菜採りや釣りにと、山遊びを楽しんでいるみたい。
山の恵みを獲って食べるのは、釣りも狩猟も同じですからね。
美味しいご飯を食べながら、猟期を思い思いにふりかえります。
立派な角のシカが獲れた日のこと、獲物を引き出すのに3時間もかかって大変だったこと……この3カ月の間にいろいろありました。
新米だった私も3回目の猟期が終わり、それなりに場数を踏んできました。これで少しはチームのみなさんの足を引っ張らなくなったのかな……と胸を張れるといいのですが、でもたくさんの経験を重ねて、ちゃんと成長しているのは事実です!
シーズンを終えるたび、猟の無事を見守ってくれた山の神々と、その恵みとしてもたらされた獲物たちの命に対する感謝の気持ちや、畏敬の念を新たにするのが狩猟者の心持ちなのですが、そんなベテランのみなさんに混じって、若い狩りガールの私としては、頼り甲斐のある素敵な先輩たちに恵まれたことにも感謝したいと思います。
……今シーズンは、狩りガールの後輩もできたしね!
「発砲したのに獲物に当たらなかった日は、自分なりにちゃんと反省しないとうまくなれないぞ」
「野生動物が相手なんだから、こっちも本気にならないと獲れないよ……」
と、ほろ酔いの中、いい話もたくさん聞けました。
そしてこの日はホワイトデーの前日で、チームのみなさんからプレゼントが!
(バレンタインデーは、狩りガールから皆さんへ気持ちをお届けしたんですよ)
猟で活躍しそうなグッズと一緒に、こんなものが入ってました!
なんと「部長 あり」と書いてある、出し部の部長の名札でした! うれしい!